こんにちは藤田です。
今回は無料VPNの危険性について解説していきたいと思います。
結論、無料VPNはおすすめしませんが「どうしても無料で使いたい」という
欲張りさんのためにこのVPNだったらいいんじゃない?というおすすめも紹介します。
無料VPNの危険性について解説
無料VPNの危険性は以下の5つ。
- 広告からウイルスに感染する可能性がある
- サービスを提供している会社に個人情報を盗まれる可能性がある
- そもそも通信速度が遅い
- データ通信量に制限がある
- 地域ブロック解除には使えないものがほとんど
広告からウイルスに感染する可能性がある
無料VPNの中には収益を得るために広告が出るようになっているものがあります。
無料でVPNを提供している会社もボランティアでやっているわけではないので
収益を出す必要があり、その一つが広告枠というわけです。
ただ、広告を出す企業は無料VPNを提供している会社とは
別の会社になるので、例えば広告をクリックした先でマルウェアに感染したり
詐欺にあったりしても無料VPNを提供している会社は何もできません。
「自己責任ですよね?」で終わりです。
サービスを提供している会社に個人情報を盗まれる可能性がある
先ほども言ったように無料VPNを提供している会社も
利益を出す必要があります。
先ほど言ったように広告を出してもらって利益を出す方法もりますが
別の利益を出す方法がVPNを使っているユーザーの個人情報を抜き取り
その情報を販売することです。
もちろんすべての無料VPNの会社がそうではありませんが
そういう業者がかなり多くなっています。
VPNを初めて使う人にとってはどのVPNが危険だという
判断がつきませんので、評判のいい有料VPNを使う方がおすすめです。
そもそも通信速度が遅い
無料VPNは通信速度が遅いです。
基本的に無料VPNだろうと有料VPNだろうと
VPNに接続すると接続していない時と比べて
必ず通信速度は落ちます。
通信速度が落ちる問題に関しては
通信速度の速いVPNを使うことでVPNに接続していない時と
ほぼ変わらず通信することが可能です。
しかし、無料VPNは通信速度が遅い(そんなに品質にこだわっていない)ものが多いので
VPNにつなぐと途端に通信速度が遅くなります。
正直まともにインターネットができないぐらいの速度なので
使い物になりません。
通信速度が遅くて使い物にならないうえに
個人情報まで抜かれたらなにもメリットないですよね。
データ通信量に制限がある
こちらも無料VPNあるあるなのですが、データ通信量に制限があることが多いです。
例えば1か月に500MBだけとかの通信量が決まっていてそれ以上は通信できませんよというもの。
しかも、使えるデータ量が本当に少ないので
少し使っただけで上限に行ってしまいます。
地域ブロック解除には使えないものがほとんど
無料VPNは地域ブロック解除には使えないものがほとんどです。
地域ブロック解除というのはほかの国からのアクセスを制限している
サイトやコンテンツをVPNで回避すること。
例えばネットフリックスが分かりやすいのですが
海外版のネットフリックスにアクセスするとジブリ作品やハリーポッター作品を
視聴することができます。
日本版のネットフリックスではジブリ作品やハリーポッター作品は
ラインナップされておらず視聴することができませんが
VPNで海外のサーバーに接続するとアクセス制限を解除することが可能です。
無料VPNではこの地域ブロック解除ができません。
しかしぶっちゃけてしまうと実は無料VPNでも地域ブロック解除できるものはあります。
でも、僕が知っている地域ブロック解除ができる無料VPNは
すべて会社の名前で検索しても情報が出てこなかったり
ダウンロードページが怪しい雰囲気で「これ個人情報抜かれるんじゃないか?」と
感じるものばかりだったのでやはり有料VPNのほうがいいなという結論に至りました。
どうしても使いたいならこの無料VPN3選
結論として絶対に無料VPNはおすすめしませんが
ここまで無料VPNの危険性について説明したにもかかわらず
「それでも無料で使いたいんだ」という人の話を聞かない人たちのために
無料VPNの中でもこれだったらましなんじゃない?というのを3つピックアップしました。
- プロトンVPN
- トンネルベアー
- ハイドミーVPN
プロトンVPN
プロトンVPNは無料VPNにしてはかなりセキュリティが
しっかりしています。
ノーログポリシーやキルスイッチ機能など、セキュリティ関連でほしい機能が
すべて搭載されていて安全です。
しかしデメリットとしては通信速度が遅いので
使っているとイライラします。
またカスタマーサポートは日本語非対応ですので
何か問い合わせする際はグーグル翻訳などで
一度英語に翻訳してから問い合わせる必要があります。
トンネルベアー
トンネルベアーはノーログポリシーを採用していて
ユーザーの情報を残しませんので運営会社がサイバー攻撃を受けても
情報が漏れることがありません。
無料VPNの中では珍しく地域ブロック解除ができるので
海外のコンテンツを楽しむのにも利用できます。
トンネルベアーも日本語サポートに対応していないため
英語で問い合わせする必要があり、少しめんどくさいです。
無料で使えるのですが月に2GBまでの通信量が決まっているため
そんなに頻繁に使わないよーという人以外は絶対に足らなくなると思います。
ハイドミーVPN
ハイドミーVPNは「AES-256」という軍事レベルの暗号化方式を使用しているため
セキュリティ面で安心です。
「AES-256」はプロのハッカーでも破るのが難しいといわれている
暗号化方式ですので個人情報が洩れる可能性はありません。
無料版だと月に10GBの通信量の制限があります。
先ほどのトンネルベアーに比べると5倍の通信量が使えるので
通信をたくさんしたいという人にはお勧めです。
しかし、無料版だと選べるサーバーの中に日本がありませんので
例えば海外に住んでいる人でハイドミーVPNで日本サーバーに接続して
日本のコンテンツを見たいという人には全く役に立ちません。
有料プランを契約すれば日本サーバーも選べますが
月額2.59$で日本円にすると390円くらいかかります。
ちなみに有料プランはドルなので為替レートの影響を受けるため
タイミングによっては安くなったり高くなったりするので注意が必要です。
返金保証のついている有料VPNサービス2選
無料VPNを使うくらいだったら返金保証のついている
有料VPNを使ってみて、ダメそうだったら返金すればいいのではないかな
と僕的には思うので30日間の返金保証がついている有料VPNを2つ紹介します。
- MillenVPN
- NordVPN
MillenVPN
MillenVPNは日本の企業が運営しているVPNサービスになります。
日本企業が運営しているため日本語サポートオッケーです。
ほかのVPNサービスだと海外の会社が運営しているものが多く
日本語サポートに対応していなかったり、対応していたとしても
自動翻訳を利用しているので完璧な翻訳ではない可能性があります。
その点MillenVPNは自動翻訳を使わない日本語サポートなので
安心感が違います。
サーバー台数も1,300台以上あり、安定した通信ができますし
何より月額料金が396円と業界の中ではトップクラスに安いです。
30日の返金保証があるのでとりあえず試してみて
ダメそうだったら返金するでもいいと思います。
NordVPN
NordVPNは世界中にユーザーがいるかなり大手のVPNサービスです。
世界中にユーザーがいるためサーバー台数が6300台以上あり
こちらもMillenVPNと同じように安定した通信をすることができます。
仮に一つのサーバーにアクセスが集中してしまったとしても
ほかのサーバーに切り替えることで、再び安定した通信を
することが可能です。
懸念点があるとすれば海外の会社が運営している
VPNサービスなので日本語サポートは自動翻訳を使ったものになります。
なので、言いたいことがうまく伝わらなかったり
思っていたような回答が得られない可能性も高いです。
ただ品質的にはVPN業界で1、2位を争うくらい
優秀なので一度使ってみてもいいと思います。
こちらも30日間の返金保証がついているので
使ってみてダメそうであれば、返金することが可能です。
月額料金は540円とMillenVPNに比べると
少しお高めですがそれだけ優秀なVPNなので
おすすめします。
有料VPNを使うメリット
有料VPNを使うメリットとしては以下の3つです。
- 通信速度が速い
- セキュリティがしっかりしている
- ネットフリックスやYouTubeプレミアムが半額以下で契約できる
通信速度が速い
有料VPNは無料VPNと違い通信速度が速いです。
VPNにつないでいない時とほぼ変わらないスピードで
通信することができるので例えばオンラインゲームなどにも使えます。
とにかく通信速度が速いので、ストレスなく通信することが可能です。
インターネットもサクサク動きます。
セキュリティがしっかりしている
有料VPNではセキュリティ面がしっかりしています。
「AES-256」という軍事レベルの暗号化方式を採用しているのはもちろん
ノーログポリシーやキルスイッチ機能も搭載済みです。
ノーログポリシーというのは運営会社側でユーザーの情報を
残さないようにするもので、仮に運営会社がサイバー攻撃を受けたとしても
個人情報が洩れる心配がありません。
キルスイッチ機能は何らかの原因でVPN接続が切れた際に
自動でネットワークも切ってくれる機能です。
この機能があることによってVPNに非接続の危険な状態で
ネットを続けてしまうという心配がありません。
このキルスイッチ機能は無料VPNだと搭載していないものが多いので
そういう意味でも無料VPNは使わないほうがいいです。
ネットフリックスやYouTubeプレミアムが半額以下で契約できる
一番VPNを使う目的で多いのがネットフリックスやYouTubeプレミアムなどの
サブスクサービスをめちゃくちゃ安い金額で契約できることです。
ネットフリックスもYouTubeプレミアムも海外料金のほうが安いので
VPNで海外サーバーにつなげば日本よりはるかに安い金額で契約することができます。
ネットフリックスやYouTubeプレミアムだけではなく
例えばキャンバプロなど色々なサービスを安く契約できるので
VPNを一つ契約しておけば様々なサービスで使うことが可能です。
ユーチューブプレミアムやネットフリックスなどを
安く契約する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
ということで無料VPNの危険性について解説してきました。
結論無料VPNは使わないほうがいいですが
「絶対無料VPNのほうがいい」という人の言うことを聞かない人は
プロトンVPN、トンネルベアー、ハイドミーVPNのうちから選ぶのがいいと思います。
話を聞いてちゃんと有料VPNを使うという考えになってくれた人は
MillenVPNかNordVPNをお勧めしますのでぜひ検討してみてください。
以上藤田でした。